FXで長期運用するときのポイント

FXで長期運用するときのポイントとして、スワップポイントの高さだけでなく為替相場の動向にも十分に意識を向ける必要があります。

FX業者は高スワップの通貨を大々的に宣伝することがありますが、無謀な取引をすると大きな損失を被ってしまう危険性もあるので注意が必要です。

例えば金利換算で10%の通貨がある場合、それが維持される保証はありませんが、単純化して維持される仮定では10年間で100%の利息が付くので絶対に損しない計算になりますが、レバレッジとロスカットがこの想定を狂わせる要因になります。利用する通貨のこれまでの変動から推測できる最安値でもロスカットが起きないように安全な証拠金を用意して運用していれば、時々相場の状況を確認する程度で手間をかけずに長期運用が行えますが、欲を出して高いレバレッジにしてしまうと相場が下落した際にロスカットが発生するので危険です。


一度にまとめて通貨を買うのではなく、毎月少しずつ積み立てていくのも相場が下落したときの損失を軽減できるので安全性の高い運用になります。


十分なマージンを取っていればロスカットが起きる心配はないため、収支がマイナスになる状態が続いていても気にせずに運用を続けられる人に向いている投資方法です。逆に、マージンを取っていないのに元に戻ると思って気にしないでいると損失が膨らんでロスカットになる危険性があります。


高金利の通貨は相場が下落しやすい特徴があり、10年間で半分以下にまで落ち込んだ通貨もあるため、相場の下落による損失も織り込んで投資を行いましょう。
また、長期運用の際の基本ですが、スワップは利用するFX業者で設定の差が大きいため、できるだけ高いところを選ばないと利益に影響します。ロスカットの基準も異なるため、レバレッジを高めにしても安全な業者であればより収益性があがりますが、この場合は短期間で見ると損失が大きくなる可能性があるので数年以上の長期運用を想定しましょう。