株式市場で利益を出す基本的考え方

かつては株の売買をするのは一部の専門的な知識を持っている人に限られていました。また、専門的知識だけではなくある程度の資金を持っていることも条件の一つでした。しかし、時代は変わり今ではごく普通のサラリーマンも主婦も株の売買を行うようになっているのである。


その理由はIT技術の進歩が無縁ではない。いわゆるインターネットが発達したおかげで誰でもができるようになったのである。また株式を売買するには証券会社を利用するのだが、その証券会社が昔とは変わってきているのも大きな要因である。具体的にはネットで株式の売買をするようなネット証券会社がたくさん出てきていることである。

ネット証券のなにが素晴らしいかというと、それは情報の提供である。これもインターネットと関係するのだが、インターネットによってプロに負けないくらいの情報を得ることができるようになっている。それまでは一部の情報を持っている者だけが有利な状況だったが、そうした構造が一変した。今では誰でも自分にとって有意義な情報を専門家に負けないスピードで得られるのだが、昔では考えられないことである。


つまり、今の株式売買をする環境および状況は普通の人が利益を出せるようになっている。このような状況で利益を出すのは、究極に言うなら簡単だ。このように言ってしまうと、今ふうの言い方をするなら「炎上」してしまうのだろうが、それは本当だ。なぜなら、安く買って高く売ればよいからだ。これが株式売買の基本だ。


もちろん「空売り」という手法でその反対でも利益を出すことはできる。要は、株の価格差を利用して儲けるということだが、それには人によりやり方がある。


一つはチャート式と言って株価の過去の動きのパターンを見て株の価格を予想する方法だ。そのやり方も人によって手法がある。自分に合っているやり方に出会うことが大切だ。あと一つはファンダメンタル分析という方法だ。これは企業の業績を見て株価を予想する手法だ。これにはある程度財務知識なども必要だが、財務の勉強にもなるので一度は挑戦したほうがよい手法だ。最後の方法としては経済や政治の動きを見て株価を予想するやり方だ。どちらにしても世の中の動きと株価は無縁でないことを意識しておくことが大事である。