株式投資は難しいという印象を持っている人も多いですが、仕組みを理解すれば実に単純明快なものとなっています。株式投資の仕組みは株を売り買いして利益を出したり、株を保有して配当や優待で利益を得る方法があります。もちろんこれだけを理解すれば利益が出せるものではないのですが、学ぶことはそう多くはないとされています。これは他の投資方法と比較するとわかりやすくなるのですが、まず近年非常に人気が高まっているFXと呼ばれる外国為替取引と比較していきましょう。
FXは売り買いする対象が世界各国の通貨となり、売り買いできる市場は24時間稼働しているという特徴があります。そのため世界情勢などの情報は常に知る必要があり、取引時間に融通がつけやすいというメリットもある一方で値動きが頻繁で売り買いのタイミングを見極めることが難しいというデメリットもあります。株式投資の場合は日本の市場に上場されている株が対象になるので市場が開いている時間だけが売り買いが可能な時間となり、その時間内だけの稼働でいいというメリットがあります。さらに得ておきたい情報に関しても日本国内の経済情報が主になってくるので、比較的調べやすく得ることが簡単というメリットもあるのです。
株式投資はその仕組みの明快さと市場による取引時間の制限から、日中に時間を確保しやすい主婦や定年で退職した方にも人気となっています。中にはデイトレーダーと呼ばれる投資家も存在しますが、デイトレーダーはこまめに売り買いをしながら利益を出す一方で損もしやすい特徴があります。そのためデイトレーダーとして活動し大きな利益を得ているのは少数であると考えられているのです。
株式は長期運用も可能で配当で利益を生み出すこともあり、さらには保有することで企業から優待特典を受け取ることができることもあります。優待特典は日本の市場に上場している企業の約三割が行っていることもあり、その優待特典を目的に投資を行うといった考え方もできます。