資産運用には株式投資を検討しましょう

資産運用については銀行に預けるという人が多いのですが、現在の状況では利息はごくわずかに限られますので、資産運用としてのメリットは少ないといえるでしょう。リスクをとって積極的な資産運用にチャレンジしたい人には、会社が発行する株に投資する株式投資がおすすめです。株とは会社の権利を小分けにしたものであり、株を購入すればその会社の一部を自らが購入したことになります。

株による利益については、主に2種類のものがあげられます。まずは株を所有することにより、配当収入(インカムゲイン)を得ることができます。株を購入した人は会社に出資したオーナーになりますので、持ち分に応じて会社の利益の一部を受け取ることができるのです。実際に受け取る配当の額はそれぞれの会社ごとに異なりますが、株の購入価格の1%~3%程度の配当が期待できることが多くなっています。

さらに購入した株がその後値上がりした場合には、売却により売却益収入(キャピタルゲイン)を得ることができます。会社の経営成績が好調であれば、その会社の株を購入したいと考える人が増加します。ただしそれぞれの会社が発行する株の数は限られますので、欲しいと考える人が増えればそれだけ株価は上昇するのです。例えば10万円で購入した株が20万円に値上がりすれば、売却により差額の10万円を利益として手に入れることができます。

株式投資における注意点としては、利益には税がかかることがあげられます。配当収入に対しても売却益収入に対しても、利益には20%程度の税がかかるため、実際に手に入れることができるのは利益の80%程度に限られます。さらに配当は会社の経営成績によっては無配(配当が0円の状態)になる可能性がありますし、また株価は上昇だけでなく下落する可能性などもあります。それぞれの会社の経営状態をしっかりと確認して、配当収入や売却益収入が期待できそうな株を探してみましょう。