資産運用に有効な株式には2つのスタイルがあります

ある程度の資産を持っている場合に、多くの人は預貯金の形で持っています。預貯金でも利息が付きますから広い意味では資産運用の一種になりますが、その利息は極めて低く、タンス預金とほとんど変わらない状態です。減るよりはマシ、という考え方もあり、その傾向は日本人には特に強いですが、それでは資産運用とは言えません。せっかくある程度の資産を持っているのであれば、この資産を効率的に運用して資産を増やすようにすべきです。その場合、資産運用方法はいくつもありますが、一番取り組みやすいのが、株式です。

 

株式というとギャンブルのようなイメージがあり、買ったら損をするのではないか、と怖いイメージが先行している面もありますが、本当はそんなにひどいものではありません。そもそも、多くの人が勤めているのは株式会社です。単に公開していないだけで、日本人は間接的にでも株式に関わっているのです。つまり、株というものは資本主義社会の根幹なのです。正しい知識さえあれば、決して恐ろしいものではありませんし、有効な資産運用方法となります。まず、株には2種類の利益の上げ方がある事を理解しましょう。ひとつは株そのものを商品と見なして、それを売買する事で利益を上げる方法です。

 

この場合には、株を安く買って高く売れば、利益を得ることが出来ます。状況によっては、数日で倍の値段になる事もありますので、あっという間に資産を倍増する事も可能です。しかし、その裏返しとして、数日で半値以下になる事もあります。この点が強調され過ぎて株がギャンブルのように見られる一因ともなっています。しかし、株で利益を上げる方法はもうひとつあります。それが配当や株主優待です。どんな株でも値段の上下はありますので、それに一喜一憂していると精神的にもよくありません。もっとリスクを少なくしたいとお考えの方は、株価の変動が少なく、一定の配当を出す企業の株を持つことで、ある程度の利益を得ることが出来ます。こちらのほうが、資産運用として株式を始めるならより取り組みやすい方法です。