安全性の高い資産運用で株式投資の取り組み方とは

資産運用には色々な方法がありますが、株式投資に関してお話を進めてみましょう。
株式投資は富裕層が取り組む投資商品であると考えられていましたが、株式売買手数料自由化や電子化に伴いインターネットトレードが主流になり、さらに2014年からスタートしたNISA(少額投資非課税制度)が2016年になって当初100万円枠でスタートした制度が120万円まで増枠され、主婦や高齢者などで投資に取り組む人も増えました。
株式投資が一般に普及するための制度や整備が広がり、一般投資家に初心者が多くなりました。
上場企業は、株式市場で株を公開し、広く資金を求めます。
資金調達により設備投資を行い、業績が好調となれば株価は上がり、その成長に投資家は期待を寄せます。
ただ、投資元本を割り込んでしまえば、資産運用として失敗と考えがちです。
金融投資にはリスクが存在し、そのリスクに関する情報を理解していなくては投資そのものが失敗となります。
相場の動きはプロでも予測が不可能と考えられています。
最大のリスクヘッジは、資金の正しい管理です。
投資がギャンブルと例えられることがありますが、ギャンブルはその場限りの勝負で、一攫千金となるため、金融投資とはそもそも仕組みが違います。
では、どうしてギャンブルに例えられるのかと言えば、投資手法にギャンブル性が高くなるのです。
従来、富裕層は多くの資産を安全保有するために分散投資を行っていました。
不動産、有価証券、現金などに分けて保有するのです。
これと同様の概念で、現金をすべて投資に回すのではなく余裕のある投資に取り組みましょう。
長期で優良銘柄に投資し、インカムゲインを期待します。
銘柄も集中させず分散して業績や財務の良い異なる企業に投資しましょう。
安全な投資とは財務健全性の高い企業に正しい資金管理の下で投資に取り組むことです。
買い単価から価格が下がっていても売却しなければ、損失になりませんし、配当が含み損の穴埋めとなることも多いです。
相場は長期で大きな波を打ちながら上下しますので、インカムゲインを期待するのであれば、価格に注目しなくても良いでしょう。