株式投資で資産運用をする時に知っておくべきこと

株式投資で資産運用をする時には、インカムゲインとキャピタルゲインについては知っておきましょう。インカムゲインとは、株主が企業から受け取る配当金のことです。

また、株主優待などもインカムゲインのひとつとして考えられているようです。株主優待には、特定のお店で1割引でサービスを受けられるといったものもありますが、そういったものも収入のうちであると捉えられることがあります。プラスの収入ではなく、「商品が安くなる」というに、マイナスが少なくなるというものですので、所得税の対象にならないというメリットもあります。

キャピタルゲインとは、株式を売却した時に得られる利益のことです。50万円で株式を購入して、それを200万円で売却できたら、単純に考えると150万円の利益が出ていることになります。ネット証券を利用している場合には手数料は微々たるものですので、ほぼ150万円の利益が出ていると考えて良いでしょう。

このインカムゲインとキャピタルゲインの考え方は、他の資産運用をする時にも重要になります。例えば、不動産投資の場合には、キャピタルゲインはほとんど期待できません。1億円のマンションを購入して、10年後に売却をしたら7千万円になってしまったというように、購入時よりも安く売れてしまうことが一般的だからです。不動産投資の場合には、キャピタルゲインはマイナスになりますので、それ以上のインカムゲインを得るということが重要になります。トータルでプラスの利益が出ていれば、投資は成功したということになります。

マンション経営やアパート経営では、大家さんはある程度の労力を使わなくてはなりません。入居者トラブルに対応するために、車を動かしてガソリン代の出費が出てしまうこともあります。株式投資の場合には、労力はほとんどかかりませんので、単純に利益が出ていれば成功と言えるでしょう。しかし、株式投資でも、セミナーに参加したり、書籍を購入して勉強をしたりすると、そのために労力やお金を使いますので、それ以上の利益を出すことが重要になります。