FXが資産運用に適しているわけとは

投資と言ってもさまざまな商品があります。その中でもFXは私たちに身近な取引の1つでしょう。株式投資の場合はたくさんある会社の中から銘柄を選ばなくてはなりませんし、事業の将来性を調べるのも一苦労です。ましてや決算書を素人が見ても、何の数字なのかわからないことも多いかもしれません。知らない会社に投資をするのも少し恐く感じることもあるでしょう。FXの場合は、米ドルやユーロ、ポンド、オーストラリアドルなど、私たちの身近な通貨の取引をすることになります。外貨を手にしたことがない人でも、その外貨を使っている国がどこにあって、どのような国なのかというのは、知っている人がほとんどです。

FXでの利益は、基本的に高く売って安く買い戻すか、安く買って高く売るかの2つです。スワップ金利という仕組みもありますが、値動きと比べると小さな金額ですし、積極的に売買を繰り返す資産運用をする人にとってはそこまで大きな金額になることはありません。資産運用で大切なのは、いかにリスクを抑えるかです。損失を出してしまっていては意味がないからです。FXでは購入する通貨と量を選ぶことでリスクを抑えることができます。また日本の会社を利用する場合はレバレッジが25倍までに制限されており、海外の会社のように投機的な取引ができなくなっています。それでも持っている資金の25倍までの取引を行うことができるので、小さな値動きでも損益が出てきます。FXの市場は週末を除いて24時間毎日動いています。特定の時間しか取引ができない商品では、好きなタイミングで売買をすることが難しくなります。好きな時に好きな額だけ取引ができる仕組みはとても重要ですが、利便性の高い反面、瞬間的な判断力が要求されます。また、ポジションを持つときだけでなく、決済するタイミングも重要です。マイナス決済を恐れていると赤字がどんどん膨らむことがありますので、予想と違う動きをしていると思ったら、すぐに損失確定するのも時には必要な判断です。